ある日突然、歯がしみる、ズキン!と痛みが襲ってきた。
歯医者さんで虫歯はないって言われたのに・・・
そんな症状ありませんか?
ご存知の方も多くなってきたかと思いますが 歯がしみるのは虫歯のせいだけではないんです。
歯磨き粉のCMでも言ってます
「知覚過敏」
聞いたことありませんか?
お水を口に含んだらしみる。
息を吸ったり風がヒュッと当たっただけでしみる。
歯ブラシの毛があたるとピリッとする。 それが知覚過敏の症状です。
よーく歯を見てみると根元がえぐれたように削れていませんか?
それって歯ブラシで削れちゃったわけではないですよ?
昔は「磨く力が強いせいです!」なんて言われた方もいらっしゃるかもしれませんが・・
歯ブラシで歯が削れたら柔らかい歯肉はどんなことになっちゃってるの?って感じですよ、ほんとに!
歯の根元がえぐれるのは歯ぎしり・食いしばりによって歯に強い力が加わり続けているせいなんです。
歯の表面のエナメル質はとても硬いのですが、薄いところは逆にもろくて弱いです。
歯の根元はエナメル質が薄いので、強い力がかかると割れて剥がれてしまいます。
象牙質には神経に通じるたくさんの穴があいているので、象牙質が露出してしまうと歯がしみる、とかズキンとする、などの症状が出るのです。
削れてしまったり、しみるなど症状が出ている歯は歯医者さんで詰めてもらえば治りますが、歯ぎしり・食いしばりを改善しなければ、その詰め物はまたはじけ飛んでしまい同じことの繰り返しです。
また、歯の根元はえぐれていないけど、細い筋が縦にすーっと入ってる、なんていう歯も要注意!
そこからしみている、あるいはこれからしみるようになるかもしれません。
筋が入っている=亀裂が入っているということです。
その亀裂が歯ぎしり・食いしばりによる強い力で深くなっていくと歯が耐えきれずに割れてしまいます。
割れてしまった歯は残せない可能性も・・・
歯ぎしり・食いしばりの自覚がある方は改めてよーく歯を見てみてください。
根元が削れてえぐれていませんか?
歯に筋は入っていませんか?
これ以上歯にダメージを与えないように、抜歯など大変な治療にならないように 顎を緩めて歯ぎしり・食いしばりを少なくしていけるようにケアをしていきましょう。
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