顎関節症の症状でお悩みの方の多くに
お口を開けると顎がカクンとか、パキッとかジャリなど
音が鳴ることを訴えられることがあります。
顎関節というのは
下顎骨の下顎頭(関節頭)
側頭骨の下顎窩(かがくか)という下顎頭が入るくぼみ、
関節隆起からなり、大きく2つの骨で構成されています。
お口を開けるときには下顎頭が下顎窩から前方へ移動し、関節隆起を越えます。
お口を閉じるときにはその逆で下顎頭が下顎窩に戻ります。
下顎頭と下顎窩の間には関節円板という繊維組織があります。
関節円板は下顎頭の上にまるで帽子のようにかぶさっているものです。
お口を開けるとき、閉じるときに一緒に動き、骨と骨の間に挟まってクッションの役割をします。
このクッションのような関節円板が正しい位置にないとき、
お口を開けると音が鳴るようになるのです。
関節円板のズレは長期間、過剰な負荷がかかると起きます。
歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせの悪さも関係しています。
噛み合わせをいきなり変えてしまうことはリスクがあります。
ですので、顎への負担を減らすためにも歯ぎしりや食いしばりを減らしていくことから始めましょう。
寝ている時は難しいと思いますが、
普段の生活の中で上と下の歯はつけないよう意識する。
顎をいつもラク~に、前後左右に動かせる状態にしておく。
咀嚼筋を使いすぎないことです。
使いすぎて硬くなった筋肉を緩めてあげることでお口がスムーズに開けやすくなり、
今、鳴っている音が変わってくるかもしれませんよ!
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